短歌の練習教材として百人一首の本歌取りもどきを書いてみた⑳096~100
このブログ企画の趣旨
ではお楽しみ下さい。
本歌096
入道前太政大臣
花さそふあらしの庭の雪ならで
ふりゆくものはわが身なりけり
本歌取り096
花ならで庭葉でさそふ虫へ罠
ウツボカズラの君に喰はれし
来ぬ人を松帆の浦の夕なぎに
焼くや藻塩の身もこがれつつ
本歌取り097
身こがれし最終まで待つ来ぬ人を
靴置いていくシンデレラ号に
本歌098
従二位家隆
風そよぐならの小川の夕ぐれは
みそぎぞ夏のしるしなりける
本歌取り098
風冷しせせらぐ小川雪どけを
梅花が我に置き紙したり
本歌099
後鳥羽院
人もをし人もうらめしあぢきなく
世を思ふゆゑにもの思ふ身は
本歌取り099
世を思ふゆゑに物思ふ陰の恋
書きかけ未送信フォルダ詰まる
本歌100
順徳院
百敷や古き軒端のしのぶにも
なほあまりある昔なりけり
本歌取り100
取り壊し軒端のしのぶ寄り添って
末見届けし主の代理
本歌取り分のみ
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このような体制で紹介していきます。
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お待ちしています。